本日は遂に完成しノーザンカリフォルニア在住N氏の元から私共のサウスカリフォルニアの倉庫に引き上げられた、1971 Baja Bronco “Arizona” の完成後のディテールをご紹介します。
まずはエクステリアから。
![150801写真(1)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/aeba9db43b005a3976e144a49bc2e9ba-410x273.jpg)
美しく仕上がった、”Arizona” 号です。本日、こうして完成後の写真を撮っている事実がとても感慨深く、喜びが沸々と湧き上がってくるのを感じます。それ程、このプロジェクトの完成までの道のりは険しく、困難を極めたのです。
![150801写真(2)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/2f1c58fdcfc0e90b47b19b4e3e744d73.jpg)
その原因の一つがこの”Arizona” 号のレストア前の状態であることは疑うことの出来ない事実です。レストアベースとしてはあまり良い状態ではなかったのです。しかし、アリゾナの納屋で発見された”リアルバーンファインド” トラックであるというストーリー性を考慮した結果、レストアプロジェクトの断行を決意したのでした。
![150801写真(3)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/3366c6f23cdf0de36400d208be78c36b-410x273.jpg)
最大の難問はボディのリペア作業だったことは間違えありません。この個体はドライバーズサイドから一度、ロールオーバーを経験しており、ボディ自体が歪んでいたのです。
![150801写真(4)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/b5f8f10bbb59f614d6b5646fcde4171d-410x273.jpg)
ボディ自体のリペア作業は当時、マスタング専門店を兄弟でシリコンバレーにて営んでいたG氏に依頼しました。N氏の旧友でもあるG氏と共に、極力、オリジナルのパネルを生かすという方針の元、作業が進められました。その結果、リペアを断念し交換が必要となったパネルはドライバーズサイドのフロントフェンダーパネルのみでした。そのパネルもロールオーバー時に交換されたものでしたので、当初からオリジナルのパネルは失われていた事になります。今回のプロジェクトでは同じ’71年式ブロンコのフェンダーパネルを探し出し使用しました。
![150801写真(5)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/149a55262a09ba0b0f7761b4909ff23b-410x273.jpg)
こちらがリペアを断念したドライバーズサイドのフロントフェンダーパネルです。
![150801写真(6)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/9dc6b1c8e05bdbcc2d58ba145b2db60d-410x273.jpg)
N氏がリペアを断念した理由がこのBill Stroppeのステッカーにあります。このステッカーはオリジナルのステッカーで、貼られている部分のパネルも実はオリジナルのパネルなんです。
![150801写真(7)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/2f2bb1ccb5278a2825e51ff06ed20a2a-410x273.jpg)
ロールオーバー後、フロントフェンダーパネルを潰してしまい、フェンダーパネル交換を余儀なくされた当時のオーナーがこのオリジナルステッカーを生かす為に、このステッカーが貼られている部分のみをカットし、他のブロンコ(イエローペイント)のフェンダーと継接ぎしていたのです!なんという執念でしょう。ここまでしてこのステッカーを残したかった当時のオーナーに敬意を表し、今回のプロジェクトでは他のフェンダーを使い、この継接ぎされたフェンダーは保存することにしたのです。
![150801写真(8)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/7d09e029499092eb6843459ac2a2be27-410x273.jpg)
![150801写真(9)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/de15bd34a89168f77bcf25b5d9b79264-410x273.jpg)
ハードトップもロールオーバーによるダメージの為、リペアを断念しこちらも同じ’71年式ブロンコの物を使用しました。リプロ品を使用せず、同じ年式のパーツにこだわることで、この個体のレストア後の価値を上げることが出来るのです。すべてのウィンドウクロームはオリジナル品をリクロームし再生しました。
![150801写真(10)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/b6c7ecc3bb9d413b8fd4a454792eaef3-410x273.jpg)
リアフェンダーフレアも貴重なバハブロンコオリジナルパーツを再生しています。
![150801写真(11)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/f7e929fa3b6ada822f6a0e730a628f8e-410x273.jpg)
![150801写真(12)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/57ae1c71a0e34b3f1e589ebb3721d278-410x273.jpg)
タイヤ&ホイールはこちらも貴重な当時物タイヤ、National Command XT タイヤにオリジナルのスチールホイールを組み合わせました。’71年式のバハブロンコにはこのクロームメッキが施されたスチールホイールが標準で採用されていました。今回はN氏が収集した別の’71 Baja Broncoのホイールを製造元に送り返し、リクローム処理を施してもらった上で使用しています。
![150801写真(13)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/71aa011104bf14030f39dac96fc76edf.jpg)
![150801写真(14)](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/08/5b32e474f2388e87084bae7578aeafb9.jpg)
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona” の完成後のディテールをご紹介して参ります。
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アーリーブロンコ専門店
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☆8月3日の展示車両☆
![150522](http://bronco-ranch.com/wp-content/uploads/2015/05/1505221.jpg)
1969 Ford Bronco
1972 Ford Baja Bronco
1975 Ford Bronco Ranger
1976 Ford Bronco Sport
1977 Ford F-150
1986 GMC Jimmy
1971 Chevrolet K-10
1977 Chevrolet K-10
1979 Chevrolet K-10
1988 Chevrolet K-5 Blazer
1988 Chevrolet V20 Suburban
ぜひお越しください♬♩