当店がLAにて所有している’69 Winner Racerです。その名の通り、この個体は1969 Mexican 1000レースでの優勝車です。
こちらの写真は1969年にMexican 1000へ向かう直前にStroppeのファクトリーにて撮影された1枚。左が当店の69 Winner、右側はColt Broncoです。
そしてこちらは先日、Colt Broncoが立ち寄ってくれた際に撮影した1枚。’69年当時と同じように並べてみました。
記録によるとこの2台が同じ空間に最後に存在したのは1976年とのこと。つまり47年ぶりの再会を果たした!ことになります。
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☆6月9日の展示車両☆
1973 Ford Bronco Ranger
ぜひお越しください♬♪


2014年11月に開催されたSEMA SHOWの屋外会場では、
“The TECATE SCORE BAJA 1000” と題されたSCOREのイベントが開催されていました。
その展示にリペイントが施され、装いを新たにした’69 Winning Racer Broncoは展示されたのでした。
SEMA SHOWという大舞台での展示ということで、リペイント作業が行われた’69 Winning Racer、
そのカラーリングスキームは’70年~’72年の間にこの個体が纏ったカラーリングで、1972年Mexican 1000出場時の写真を基に復元作業が行われました。
メタリックブルーはより濃いブルーへと改められ、デカール類やゼッケンも’72 Mexican 1000出場時の物が忠実に復元されています。
SEMA SHOWのSCOREブースという大舞台に展示されたことで、’69 Winning Racerはその存在を改めて広く世に示したのでした。
2014年8月、’69 Winning Racerはある目的のためにエクステリアペイントをリニューアルすることになりました。
ブロンコレーサーはハードトップを持たないロードスタースタイルである為、エクステリアカラーのリペイント作業はワゴンボディのブロンコと比較すると遥かに簡単です。
2010年のNORRA Mexican 1000レース出場前に施されたペイントは、1972年のNORRA Mexican 1000出場時のカラーリングをベースに施された物でしたが、当時の写真からの情報を基に調合されたメタリックブルーペイントが実際のメタリックブルーよりもかなり薄いブルーであったことが判明しました。
古いペイントが剥がされプライマー処理が施されていきます。
Chris Wilson氏とGlen Straightiff氏のコンビによって2010 NORRA Mexican 1000に出場し、
見事にクラス優勝を遂げた’69 Winning Racer、
レース終了後、往年のオフロードレジェンドで、この個体を幾度となくドライブし数々の栄冠を手にしたRod Hall氏自らが乗り込み、
ダッシュパネルに”Rod Hall 1967 to 2010″ とサインしたのでした。こちらは氏がまさにサインしている際に撮影されたもの。
“Rod Hall 1967 to 2010” 自身のドライブにより 1969 Mexican 1000にて勝利を手にし、そして41年後に再び勝利を得た元愛機を称えたのでした。
テスト走行に向けての準備を進めていた’69 Winning Racer号、遂にテスト当日を迎えました。
トレイラーに載せられて、テストコースを目指します。
テスターを取り付け燃焼具合を確認します。
そして実走行テストの開始です。
順調にテストメニューをこなす’69 Winning Racer号、改善ポイントを洗い出していきます。
大きな問題もなくテストメニューをこなし、後は細かな調整を残すのみとなりました。
引き続き、1969 Winning Racerのヒストリーをご紹介して参ります。
キャブレターの調整や電装パーツのリニューアルを終えた’69 Winning Racer号、仕上げにエンジンフードが取り付けられました。
Baja Broncoのペイントスキームに則り、フラットブラックと端部はポッピーレッドに塗り分けられました。
ブロンコ標準のスチール製フードはとても重いのですが、Bronco RacerのフードはFRP製となっており、とても軽量です。
最後にパッセンジャーシート下のバッテリーBOXがリニューアルされました。
Bronco Racerは防塵対策で、エンジンルーム内の通常バッテリーが搭載されるスペースはアルミニウム製カバーで覆われているため、バッテリー搭載位置はパッセンジャーシートの下となっているのです。オフロードヴィークルならではの仕様です。


