レストアプロジェクト

2014.10.09

本日は1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトをご紹介します。

 

141009写真(1)a
ボディが降ろされたフレームは再びN氏の工房へ戻され、レストア作業が行われます。
 
141009写真(2)
N氏はロールオーバーによるダメージが大きいドライバーズサイドのフロントエンドをリペアするにあたり、オリジナルパーツのリペアを断念し、同じ’71年式ブロンコの中古パーツを入手しました。リプロパーツを使うのは簡単ですが、N氏はあくまでもオリジナルパーツにこだわります。それがN氏のスタイルなのです。コストは嵩みますが、そのスタイルを貫き通しているからこそ、N氏への仕事の依頼が後を絶たないのでしょう。
 
141009写真(3)
141009写真(4)
フロントホイールウェルからコアサポートにかけてが今回、使用される部分です。その部分はとてもきれいな状態を保っています。
 
141009写真(5)a
取り外したシートの裏側から、N氏は面白いものを見つけました。
 
141009写真(6)a
141009写真(7)a
従業員の悪戯でしょうか、この個体が製造されたミシガントラックプラントで仕込まれた物でしょう、”フォード純正”のコーヒーカップです。オリジナルコンディションを保った個体をバラシていく過程ではしばしば、こういった過去の遺物を発見することがあります。40数年前の当時、どんな人がどんな気持ちでこういった悪戯をしたのでしょうか。この類の発見がある度に、当時に思いを馳せながら、N氏は自身のライフワークとなっているBaja Broncoのレストア作業を楽しんでいるのです。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Vintage 4×4 Automobiles

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

http://garage-tsurumaki.com

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

 

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆10月10日の展示車両☆

 

141001

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.10.05

本日は先週に引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの様子をご紹介します。
 
141005写真(1)
ボディがフレームから降ろされ、リペア&ペイント用のフレームに載せられました。ブロンコのボディリペアの為に専用のフレームを持っているあたり、さすが老舗マスタング専門店ですね。
 
141005写真(2)A
古いペイントはすべて剥離されそれぞれのボディパネルの状態が入念にチェックされていきます。ドライバーズサイドのフロントエンド部分がこの個体を再生するための最難関であることは間違えなさそうです。
 
141005写真(3)A
両サイドのフロアパンも貼り替えが必要です。
 
141005写真(4)A
ツールボックスに改造されていた、パッセンジャーズサイドのリアホイールウェルはオリジナルの状態へと戻されます。
 
141005写真(5)A
メタルマスターであるG氏に作業を依頼するのは、4SP Baja以来2台目ですがその時と全く同じ手順で作業が進められていきます。
 
141005写真(6)A
141005写真(7)A
各ボディパネルも古いペイントがすべて剥離されました。
 
141005写真(8)A
貴重なストロップアダプターもブラストがかけられ丹念に磨かれました。鈍い輝きがいい感じですね。このパーツが付属しているかどうかでその個体の価値が変わるほどのレアパーツなのですが、何故、そこまで希少価値が高いかと言うと、ブロンコにオートマチックトランスミッションが装備されていなかった時代、即ち、’71と’72モデルのバハ・ブロンコにのみ、ビル・ストロップがC4オートマをインストールするために作られたパーツだからです。長い年月が経過する過程で、’71か’72モデルでもトランスミッションをオーバーホールした際などに、別のパーツに交換されているケースも少なくありません。’73モデルからはフォードによってC4オートマが装備され、パワーステアリングギアボックスもフォードによってインストールされるようになり、ストロップのオリジナルパーツが満載という意味で’71と’72モデルの価値がそれ以降のモデルよりも高いと言われているのです。
 
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Vintage 4×4 Automobiles

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

http://garage-tsurumaki.com

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

 

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆10月6日の展示車両☆

 

141001

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.10.04

本日は先週に引き続き、1975 Bronco Rangerのレストアプロジェクトをご紹介します。
 
141004写真(1)
インテリアの作業のため、Upholsteryショップへと運ばれた’75 Rangerですが、その後、着々と作業が進んでいます。
 
141004写真(2)
141004写真(3)
141004写真(4)
まずはヘッドライナーが貼られ、サンバイザーとワイパーリンケージカバーが取り付けられました。何れもNewパーツです。
 
141004写真(5)
141004写真(6)
そして左右のドアパネルが制作され取り付けられました。このドアパネルはパーチメント色のウッドグレイン仕様のパネルをベースに制作されました。この個体はオリジナルのドアパネルはすべて紛失していましたのでこのような手の込んだ作業を行う結果となりました。
 
141004写真(7)
141004写真(8)
苦労の甲斐あって、一見、オリジナル品と見間違えるほどの完成度です。アメリカ広しと言えどもここまでやるブロンコマニアはそうそういないでしょう。
 
141004写真(9)
ダッシュボードもNewパーツをブラウンへと染めて取り付けました。
 
141004写真(10)
そしてカーペットが貼られていきます。ステアリングホイールは日本到着後、オリジナルスタイルの物へと交換される予定です。
 
引き続き、1975 Bronco Rangerのレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Vintage 4×4 Automobiles

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

http://garage-tsurumaki.com

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

 

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆10月6日の展示車両☆

 

141001

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.29

本日は先週に引き続き、’71 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトをご紹介します。
 
SONY DSC
車体から取り外された、ビル・ストロップによってインストールされたC4トランスミッションはリビルトの為、トランスミッションショップに運ばれました。
 
SONY DSC
当然、オリジナルのケースはオーバーホールされ再利用することになります。消耗パーツはすべてNewパーツへと交換されます。写真の犬はメタルマスターG氏の愛犬でとても人懐っこい犬ですがこのブログ記事とは関係ありません。
 
SONY DSC
オリジナルのトランスファーケース(DANA20)もトランスミッション同様、リビルトされます。
 
SONY DSC
こちらが作業を行うN氏ご用達のトランスミッションショップです。
 
SONY DSC
まずはトランスファーケースから取り掛かかるようで、作業台の上に載せられました。
 
SONY DSC
SONY DSC
トランスミッションショップという場所はどこへ行ってもごちゃごちゃしていますね。整理整頓が苦手なのでしょうか。
 
引き続き、’71 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Vintage 4×4 Automobiles

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

http://garage-tsurumaki.com

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月30日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.27

本日はノーザンカリフォルニア在住のN氏の元で作業が進められている、1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトをご紹介します。
 
SONY DSC
N氏の工房ですべての主要コンポーネンツが取り外されたArizona号はボディワークが行われる、Mustang専門ショップへと運ばれました。
 
SONY DSC
このショップのオーナーの実弟はN氏とは旧知の仲で、腕利きのメタルマスターでもあるのです。
 
SONY DSC
SONY DSC
グリル、フロントフェンダー、ドア、ハードトップなどのボディコンポーネンツがすべて取り外されました。
 
SONY DSC
エンジン、トランスミッション、トランスファーケースなどのドライブトレインもすべて下ろされています。
 
SONY DSC
インテリアパーツもご覧の通り、すべて取り外されました。
 
SONY DSC
大がかりなリペアが必要になるのが、こちらのドライバーズサイド、フロントインナーエプロンからコアサポートにかけてです。
 
SONY DSC
内側から見るとロールオーバーによるダメージの大きさが確認できます。どのような工程で修復していくのか、メタルマスターの腕の見せ所です。
 
SONY DSC
SONY DSC
そしてドライバーズサイド、パッセンジャーサイド共にフロアパンは貼り替えが必要な箇所です。
 
SONY DSC
コウルパネルからウィンドウシールドマウントパネルにかけても腐食が激しく、リペアが難しそうです。
 
SONY DSC
パッセンジャーサイドのリアフロアエクステンションパネルも腐食が見られリペアが必要です。
 
SONY DSC
SONY DSC
同じくパッセンジャーサイドのリアホイールウェルは前オーナーによってツールボックスに改造されており、今回はオリジナルの状態へと戻すことにします。
 
SONY DSC
貴重なBaja Bronco専用のリアフェンダーフレアは綺麗な状態を保っています。ストロップによるオリジナルパーツの一つで入手困難アイテムです。こういった希少パーツが残っていたこともこの個体を修復するに至った一つの要素です。
 
SONY DSC
ドライバーズサイドドアはウィンドフレーム付根部分の腐食が進んでいたため再生を断念し、同じ’71年式ブロンコスポーツのドアパネルがN氏によって調達されました。主要なボディコンポーネンツはリプロ品ではなくあくまでもオリジナル品にこだわって作業を進めていきます。
 
SONY DSC
フロントフェンダーは綺麗な状態を保っていましたので、こちらを修復し使用します。
 
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月29日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.25

本日は、3月にA/Cをインストールして以来、作業がストップしていた、1975 Bronco Rangerのレストアプロジェクトの再開をお知らせします。
 
この個体は昨年、スタートさせたフレームオフフルレストアのプロジェクトなのですが、ボディワーク終了後、リビルトエンジン、リビルトトランスミッション、同じくリビルトトランスファーケースをインストールしドライブトレインを一新した後、A/Cをインストールしたところで作業を中断していました。そして、この度、インテリアの作業をスタートさせる手筈が整いましたので、晴れてレストアプロジェクト再開となりました。
 
140925写真(1)
140925写真(2)
まずは保管されていた倉庫から出され、Upholsteryショップへと移動します。
 
140925写真(3)
そしてUpholsteryショップへと到着しました。
 
140925写真(4)
このショップは腕はピカイチでこの界隈では名の通ったショップです。我々もオープン以来、このショップの常連と化していますが、難点が一つあり、他のUpholsteryショップに浮気したこともありました。その難点とは「時間がかかる」ということです。しかし、一度は浮気したものの、その高い技術力故にまた戻ってきた経緯があります・・・。
 
140925写真(5)
140925写真(6)
この個体のインテリアはオリジナルのレンジャーパッケージのトリムをすべて失った状態でしたので、現在はシートが取り付けられているのみの状態です。そのシートも前オーナーによって張り替えられたノンオリジナルです。
 
140925写真(7)
今回のプロジェクトでは前回手掛けた’73 Bronco Rangerと同じ仕様のレンジャーパッケージインテリアを復元します。何もオリジナルパーツがないところからの、まさにゼロからのスタートです。
 
140925写真(8)
140925写真(9)
’73 Rangerの時に入手したオリジナルのレンジャーパッケージマテリアルを今回も使用します。全部で3台分のマテリアルを入手しましたので、今回の’75 Ranger以外にもう1台分残っています。
 
140925写真(10)
140925写真(11)
こちらが前回手掛けた、’73 Rangerのインテリアです。ステアリングポスト廻りはノンオリジナルで、日本到着後、オリジナルの状態へと戻す予定となっています。今回の’75 Rangerのプロジェクトでも、基本的にはこれと同じ仕様となります。
 
140925写真(12)
140925写真(13)
今回のプロジェクトではリアクウォーターパネルとフロントドアパネルを完全に一から製作しなければなりません。’73 Rangerの時はオリジナルのパネルが残されていましたのでだいぶ楽でしたが、今回はそう言う訳にはいきません。正に職人の腕の見せ所です。納得出来るクオリティを実現するため、こまめに通って進捗状況をチェックしていきます。
 
引き続き、1975 Bronco Rangerのレストアプロジェクトをご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月26日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.22

本日はだいぶ間を空けてしまいましたが、バハブロンコスペシャリストであるノーザンカリフォルニア在住のN氏による、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの続報です。
 
140922写真(1)
前回(3月3日)にスチームクリーニングに出されたところで当ブログでの紹介は中断していましたが、その後もN氏によってコツコツと作業は続けられていました。今後、数回に分けてその作業の様子をご紹介して参ります。
 
140922写真(2)
スチームクリーニングから帰ったArizona号は、フレームオフに向けてバラし作業が行われるN氏の工房へと納まりました。
 
140922写真(3)
まずはドアパネルが外されました。ドライバーズサイドのドアパネルはウィンドウフレーム付け根部分の腐食が進んでおり、再生出来そうにありません。この個体と同じ1971年式ブロンコスポーツのドアパネルを探してもらうことになりました。N氏は自信が手掛けるバハブロンコのレストア作業において、ボディパネルなどの主要コンポーネンツは決してリプロ品を使いません。あくまで同年式の中古のオリジナルパーツのみを使用するのです。とことんオリジナルにこだわった作業が進められていきます。
 
140922写真(4)
フードもご覧の通り、錆により表面に凹凸が出来ています。こちらはシートメタルマスターに再生するのか、中古のオリジナルパーツに交換するのかの判断を委ねることになりました。極力、オリジナルの付属パーツを再生していきます。
 
140922写真(5)
ベントボックスやヒーターコアなどが次々に取り外されていきます。
 
140922写真(6)
パッセンジャーサイドのキックパネルからインナーエプロンにかけてはきれいな状態です。
 
140922写真(7)
しかしドライバーズサイドのコアサポートにはダメージを修復した痕跡が残っていました。
 
140922写真(8)
140922写真(9)
同様にドライバーズサイドのキックパネルからインナーエプロンにかけても修復された跡があります。以前にもお伝えした通り、この個体はドライバーズサイド方向から一度、ロールオーバーを経験した個体で、通常ならば、こういった個体は修復に手間がかかるため、レストアベースとしては敬遠されがちですが、なんといってもこの個体は450台のみが製造されたバハブロンコであり、ほぼオリジナルの状態でアリゾナの納屋で発見された“Real barn find truck”であるなどの理由で、そのストーリー性も考慮に入れてレストアを行うことを決意した経緯があります。
 
140922写真(10)
140922写真(11)
コウルパネルからウィンドシールドフレーム付け根にかけてもだいぶ腐食が進んでおり、大がかりな修復作業が必要となります。
 
140922写真(12)
だいぶバラされてきました。この後、エンジンなどドライブトレインを降ろしていきます。
 
140922写真(13)
この個体のエンジン・トランスミッション・トランスファーケースはすべてオリジナル品で一度も降ろされたことがありません。C4トランスミッションとトランスファーケースはストロップによってインストールされた“本物”で、C4をブロンコに搭載するためのストロップアダプターも当然、備えています。N氏がレストアベースに適しているかどうかの判断を下す際、最重要チェックポイントとなるのがこのストロップアダプターケースで、それほど貴重なパーツなのです。
 
140922写真(14)
内側から見ると、ドライバーズサイドのインナーエプロンの修復が難しいことは明らかです。
 
140922写真(15)
ホイールウェルにはパーツ識別のための当時物の手書きの識別番号が残されています。オリジナルコンディションのブロンコをチェックしているとボディパネルの内側にこういった識別番号を発見することが多々あります。こういった番号の意味する事柄を探っていくこともレストア作業の醍醐味ですね。
 
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は、日曜日を定休日とさせていただいております。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月23日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.20

本日は木曜日に引き続き、1976 GMC Suburbanのレストアプロジェクトをご紹介します。
 
昨年の11月に、倉庫から引っ張り出され、レストア作業が再開してから10か月が経過し、遂にカリフォルニアでのすべてのレストアメニューを終え、日本に向けて送り出す日がやって来ました。
 
140919写真(1)
こちらがこのSuburbanの完成形です。
思えば我々がこのSuburbanを入手したのは2009年9月のことで、早や5年の歳月が経過しています。いろいろな出来事により、完成までに長い年月と多大なコストをかける結果となってしまいましたが、我々にとってはそのすべてが勉強でした。苦労したこともあり、今日、こうしてこのSuburbanを日本へ送り出すことはとても感慨深い、生涯忘れることのできない出来事となりました。それほどの想いを込めて仕上げた1台なのです。
 
140919写真(2)
そのレストアメニューは多岐に渡りましたが、一つ一つの作業をとても丁寧に行い、美しく仕上げることが出来たと思います。このフロントグリルも時間をかけて修復され完璧に仕上げられたパーツの一つです。
 
140919写真(3)
そしてなんと言ってもこのレストアプロジェクトのハイライトはエクステリアカラーをウッドグレイン×チャコールのデラックスツートン仕様に変更したことではないでしょうか。ウッドグレインも専門の職人によって丁寧に仕上げられました。
 
140919写真(4)
ルーフラックも中古のオリジナル品を苦労の末に入手し、主にポルシェなどのヴィンテージカーのクロームメッキを手掛ける業者に依頼し、リクローム加工を施し、取り付けました。ウッドグレイン柄のリアウィンドウディフレクターとの相性も抜群で見事なバランスで調和しています。
 
140919写真(5)
テールゲート廻りもジャンクヤードに足を延ばしパーツ探しを行うなど、苦労しましたが最終的な調整を経て完璧に仕上げることが出来ました。
 
140919写真(6)
この世代の4×4のSuburbanは極端に数が少なく、なかなか巡り会えない車種でもあります。ましてやこの個体のようにフレームオフフルレストアが施された個体はアメリカ広しと言えどもこの個体だけなのではないでしょうか。そういう意味でも要注目な1台なのです。
 
140919写真(7)
シッピング前にシートカバーが取り付けられ、養生されました。完璧に仕上げたインテリアを汚されないための処置で、我々がアメリカから輸出する個体では必ず行われる作業です。
 
140919写真(8)
140919写真(9)
140919写真(10)
こうしてカリフォルニアでのすべての作業を終えた、1976 GMC Suburban Sierra Grandeはトートラックに載せられロングビーチ港にて日本に向けてて船積みされました。
 
現在開催中の、“CHEVY & GMC FESTA 2014”の主役となるこの個体は10月上旬に横浜港に到着する予定です。価格などの詳細は追ってご紹介して参ります。日本での再開がとても楽しみな1台です。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は、日曜日を定休日とさせていただいております。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月22日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.20

本日は木曜日に引き続き、1976 GMC Suburbanのレストアプロジェクトをご紹介します。
 
昨年の11月に、倉庫から引っ張り出され、レストア作業が再開してから10か月が経過し、遂にカリフォルニアでのすべてのレストアメニューを終え、日本に向けて送り出す日がやって来ました。
 
140919写真(1)
こちらがこのSuburbanの完成形です。
思えば我々がこのSuburbanを入手したのは2009年9月のことで、早や5年の歳月が経過しています。いろいろな出来事により、完成までに長い年月と多大なコストをかける結果となってしまいましたが、我々にとってはそのすべてが勉強でした。苦労したこともあり、今日、こうしてこのSuburbanを日本へ送り出すことはとても感慨深い、生涯忘れることのできない出来事となりました。それほどの想いを込めて仕上げた1台なのです。
 
140919写真(2)
そのレストアメニューは多岐に渡りましたが、一つ一つの作業をとても丁寧に行い、美しく仕上げることが出来たと思います。このフロントグリルも時間をかけて修復され完璧に仕上げられたパーツの一つです。
 
140919写真(3)
そしてなんと言ってもこのレストアプロジェクトのハイライトはエクステリアカラーをウッドグレイン×チャコールのデラックスツートン仕様に変更したことではないでしょうか。ウッドグレインも専門の職人によって丁寧に仕上げられました。
 
140919写真(4)
ルーフラックも中古のオリジナル品を苦労の末に入手し、主にポルシェなどのヴィンテージカーのクロームメッキを手掛ける業者に依頼し、リクローム加工を施し、取り付けました。ウッドグレイン柄のリアウィンドウディフレクターとの相性も抜群で見事なバランスで調和しています。
 
140919写真(5)
テールゲート廻りもジャンクヤードに足を延ばしパーツ探しを行うなど、苦労しましたが最終的な調整を経て完璧に仕上げることが出来ました。
 
140919写真(6)
この世代の4×4のSuburbanは極端に数が少なく、なかなか巡り会えない車種でもあります。ましてやこの個体のようにフレームオフフルレストアが施された個体はアメリカ広しと言えどもこの個体だけなのではないでしょうか。そういう意味でも要注目な1台なのです。
 
140919写真(7)
シッピング前にシートカバーが取り付けられ、養生されました。完璧に仕上げたインテリアを汚されないための処置で、我々がアメリカから輸出する個体では必ず行われる作業です。
 
140919写真(8)
140919写真(9)
140919写真(10)
こうしてカリフォルニアでのすべての作業を終えた、1976 GMC Suburban Sierra Grandeはトートラックに載せられロングビーチ港にて日本に向けてて船積みされました。
 
現在開催中の、“CHEVY & GMC FESTA 2014”の主役となるこの個体は10月上旬に横浜港に到着する予定です。価格などの詳細は追ってご紹介して参ります。日本での再開がとても楽しみな1台です。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は、日曜日を定休日とさせていただいております。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月22日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

2014.09.18

本日は昨日に引き続き、’76 GMC Suburbanのレストアプロジェクトをご紹介します。
 
Upholsteryショップでの作業を終えた、’76 Suburbanはあるパーツの取り付けのため再度ボディショップへと戻されました。
 
140918写真(1)
そのあるパーツというのがこちら、ルーフラックです。この個体には元々、ルーフラックが付属していたのですが、長い年月に渡るレストア期間中に紛失していました。当初は取り付けせずに仕上げる予定でしたが、ウッドグレインを貼った途端、バランス的にあったほうがスタイリッシュだという結論に至り、取り付けることになったのです。しかし、この年式のSuburban用ルーフラックがそう簡単に手に入るはずもなく、その探索は困難を極めました。結局、我々の拠点の近所で売りに出された’78 C-10 Suburbanのオーナーに頼み込み、ルーフラックのみ譲ってもらうという荒業を演じる結果となったのでした。何はともあれ無事にこの年式のSuburbanのルーフラック、オリジナル品を入手することに成功しました。そしてこのルーフラックがSuburbanのレストアプロジェクトが一時ストップしていた原因なのです。
 
140918写真(2)
入手したオリジナルルーフラックはリクロームが施され、早速、取り付け作業に移りました。まずはルーフに雨漏りが起こり得ない特殊な加工を施していきます。
 
140918写真(3)
140918写真(4)
そしてルーフラックが取り付けられていきます。
 
140918写真(5)
正確な位置に慎重に取り付けていきます。神経を削るような細かな作業ですが、見事に取り付けられました。
 
140918写真(6)a
140918写真(7)a
140918写真(8)a
次に職人によって、ウッドグレイン柄のラッピングがルーフレールに貼り付けられました。綺麗な仕上がりです。
 
140918写真(9)a
140918写真(10)a
職人の方に来て頂いたついでに、前回貼ってもらったウッドグレインの一部をやり直してもらいました。
 
140918写真(11)a
140918写真(12)a
ドライバーズサイドのテールランプ部分と給油口部分に、一部しわが寄っていたのですが綺麗に修正されました。
 
140918写真(13)a
140918写真(14)a
そしてリアテールゲートとリアガラスの噛み合わせが悪く、リアガラスに縦線が入ってしまったため、調整が行われリアガラスが交換されました。こうしてボディショップでの最後の作業を終えた’76 Suburbanはタイヤを交換するため、タイヤショップへと移動しました。
 
140918写真(15)a
140918写真(17)a
今回選択したタイヤがこちら、DEFINITY TIRESのDAKOTA H/Tです。選択基準は“8Jのラリーホイールにマッチする丸いタイヤ”というもので、このタイヤがその条件を満たす一番手だったのです。サイズは標準サイズとなる31×10.5R15です。
 
140918写真(16)a
そしてNewタイヤが装着されました。
 
こうしてカリフォルニアでのすべてのレストアメニューを終えた’76 Suburbanは日本に向けてシッピングする準備が整いました。
 
引き続き、1976 GMC Suburbanのレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は、日曜日を定休日とさせていただいております。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆9月19日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

ぜひお越しください♬♩

PAGE TOP