ガレージにて整備を進めております1974 Bronco Explorerのエンジンオーバーホールの模様です。
前回のVol.3までてエンジンを各パートごとに分解するところまでをお伝えしました。ここからは一気にそれぞれのパートのメンテナンスを進めていきます。
まずはバルブまわりから。
カーボンなど大まかな汚れを落としたのち、吸気&排気バルブはシリンダーヘッドの当たり面を整える作業に入ります。吸盤のついた棒にバルブを付けてひたすら回し、シリンダーヘッドとの擦り合わせを行いました。
擦り合わせに使う2種類のコンパウンド。目の粗いもの→目の細かいものと使い、可能な限り滑らかな当たり面を作り出します。
こちらが擦り合わせの終わったシリンダーヘッドとバルブ。最初の状態とは手に伝わってくる感覚がかなり変わりました。バルブは16本あるので時間はかかりますが、ここはある程度時間を取られてもしっかりと仕上げたいポイントです。
クリーニングが終わり、シリンダーヘッドとの擦り合わせも終了したバルブです。これからシリンダーへと戻していきます。
バルブスプリングコンプレッサーを使いながら、バルブをシリンダーヘッドへと固定。
こちらはすべてのバルブが元の位置へと収まったシリンダーヘッドですが、かなりいい感じに仕上げることができました。
左右バンク分のバルブ&バルブスプリングの装着が終わりました。だいぶメカメカしくなってきましたね。
一方、シリンダーブロックはそれぞれのパーツが戻ってくるまでの間にウオータージャケットやオイルストレーナなどのクリーニングを行いました。写真はオイルストーンを使ってガスケットとの当たり面を整えているところです。
シリンダーヘッドの準備が整い次第、それぞれのパーツをシリンダーブロックへと戻していきます。
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