RESTORATION

1988 Chevrolet V20 Suburban Silverado

AFTER

BEFORE

■この車について

テキサス州サンアントニオからやってきた1988 Chevrolet V20 Suburban Silverado。1オーナートラックで貴重なオリジナルパーツがそろっているフルオリジナルSuburbanです。V20というヘビーデューティ仕様ゆえ、ミッションやリアディファレンシャル、リアブレーキなどに通常モデルよりも容量の大きな物が使われています。この個体をベースに主にインテリアをリファインしてアメリカより輸入いたしました。ここではアメリカでの作業の模様から、日本到着後完成までの点検・整備の模様をお伝えします。

  • テキサス州から我々の倉庫があるカリフォルニアへと到着した1988 Chevrolet V20 Suburban Silverado。1オーナーカー、フルオリジナルコンディションを保つ貴重な個体です。
  • タン&ブラウンのデラックス2トーンのボディは綺麗な状態を保っていたのですが、一部トレーラーミラーが取り付けられていた名残を修正しました。
  • 左右のドアとも、ボルト穴がゴム製プラグでふさがれています。雨の多い日本での使用を考え、これをスムージングする作業を進めます。
  • ボディショップにてマスキングが行われています。
  • こちらはドライバーサイドのドア。穴を埋めた後スムージングされていきます。
  • こちらはパッセンジャーサイド。
  • ドライバーサイド同様、穴埋め後スムージングが行われました。
  • スムージング後にはペイント&ポリッシュが繰り返されます。
  • 綺麗な仕上がりです。
  • 両サイドのドアにnewドアミラーが装着され、ボディショップでの作業となります。
  • 続いてインテリアのリファインを行うため、Upholsteryショップへと移動です。
  • 現状でもとてもクリーンな状態を保っていた1988 Suburbanのインテリアですが、フロントシートの一部に破損や経年劣化による損耗が見受けられました。
  • そのため、シートファブリックの張替え作業とカーペットの張替え、ヘッドライナーの張替え及び、シートハーネスのハーネス交換作業、そしてリアクウォーターパネルの補修などのメニューでインテリアのリフレッシュ作業を行うことになりました。
  • パッセンジャーシートの破損部分です。
  • 同じくパッセンジャーシートの経年劣化による損耗部分です。一部だけを補修することが困難なため、同じマテリアルを用いてフロントシート2脚とリアシートの張替え作業を行います。
  • こちらがこの1988 Suburbanのために注文したカーペットです。
  • 極力、オリジナル品に近いマテリアルを選びました。
  • Upholsteryショップに入庫中の1988 Suburban、インテリアのリファインが進められています。
  • すべてのシートが取り外され古いカーペットが剥がされた後、新しいカーペットが貼られていきます。
  • 左右のホイールウェルにNewカーペットが貼り付けられました。
  • こちらは右側のホイールウェル。
  • ドライバーズサイドのクウォーターパネルは取り外されリペアしています。同様にパッセンジャーサイドのパネルもリペアを行いました。
  • フロントサイドにニューカーペットが貼られました。
  • 各シートも順次シートファブリック張り替えの作業が進んでいます。
  • こちらはリアシートの背もたれです。
  • Uphplsteryショップでのインテリアのリファイン作業を終え戻って来たSuburban。シートスキン、カーペット、ヘッドライナーが張り替えられました。とても美しい仕上がりです。
  • シートスキンはできる限りオリジナルのマテリアルに近いものを選択しました。元が経年劣化によって傷んでいたこともあり見違えるようです。
  • シートハーネスもオリジナルパーツを活かしながら、Newハーネスへと交換しています。
  • ダッシュ周りももともときれいな個体だったこともあり、美しく仕上がっています。
  • リアベンチシートもご覧の通り、艶々とした仕上がりになりました。
  • Newカーペットを貼ったことで、インテリア全体がクリーンな状態になりました。
  • 広大なカーゴルームもご覧の通り、文句のない仕上がりです。
  • スペアタイヤカバーはNewマテリアルを用いてワンオフで製作しました。クォーターパネルもリペアされきれいに仕上がっています。
  • パッセンジャーサイドのクォーターパネルも綺麗にリペアされ、まるで新車のような仕上がりです。
  • インテリアのリファイン作業を終え、カリフォルニアでのすべてのプログラムを終えた1988 Chevrolet V20 Suburban Silveradoです。
  • 元々、綺麗な個体だったこともあり、カリフォルニアでの作業は満足の行く仕上がりを実現することができました。
  • タン×ブラウンのカラーリングが絶妙で、アウトドアとの相性がとても良さそうです。こんなV20 Suburbanでキャンプに出掛けてみたいものです。
  • この個体はいわゆる、縦目最終型の1988年式なのですが、この年式のSuburbanも既に新車としてデリバリーされてから25年以上が経過しており、状態の良い個体を見つけ出すのも年々難しくなってきています。この個体のようなグッドコンディションを保った縦目のV20 Suburbanはとても希少な存在なのです。
  • 元々、トレーラーミラーが装着されていたため残っていた左右のドアパネルのボルト穴も綺麗にリペアされました。違和感のない仕上がりです。
  • タイヤはPRIMEWELL製VALERA H/Tを選択しすべてNewタイヤへと交換しました。HEAVY DUTYトラックにお勧めのタイヤです。
  • 最後にマテリアルがリニューアルされたシートを丁寧に養生し、カリフォルニアでのすべての作業を終えました。
  • 後はシッピングを待つのみの状態。
  • ロングビーチ港へと運ばれた1988 Suburban。日本到着後ガレージ弦巻での全体的な仕上げ作業が開始されます。
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