Road to 29th Fabulous Fords Forever! – Vol.2

世界の3大自動車メーカーのひとつ、Fordが主催する年に1度のビッグイベント、Fabulous Fords Foreverに行ってきました。

薄暗い時間に出発しフリーウェイを疾走。Roadsterをドライブした自分はまさに疾走という言葉がふさわしい位、風を受けながらの道のりでした。今時期、早朝のカリフォルニアはまだまだ寒い! 太陽のお出ましを切望しながらのフリーウェイでした。

途中スタンドに立ち寄り給油。Roadsterの隣に停まるBaja Broncoのドライバーがコーヒーを買いに行くと「おまえよりあっちの車のドライバー（自分のこと）の方がコーヒー必要だろ!?」と言われたそうです。その間自分は昇りだした太陽がつくる日向で日光浴。太陽熱を吸収していました…。

太陽の力は偉大です。会場となるナッツベリーファームが近づいてくると眩しいくらいの太陽光が冷えた体を温めてくれました。こうなってくると、Roadsterのドライビングに楽しみを見いだせてきます…。

会場の入口にはすでにFord Funがドライブする車が列を作っていました。列の最後尾に陣取ったブロンコ達。先頭から1971 Baja Bronco Travel Trailer、1967 Bronco Roadster、1971 Baja Bronco Santa Barbaraです。太陽光を浴びたブロンコ達、美しく輝いてますね。夜中までかかって準備したかいがあるってもんです。当然我々以外にもブロンコの参加があるわけですが、我々をみるとサムアップやホーンを鳴らしてくれるなど、かなりの注目を集めていました。

今年もブロンコはグラスエリアが展示スペースに割り当てられました。Baja Broncoは我々のBaja Bronco2台を含め3台が出展され、1番手前のBajaは当店のBaja Broncoを製作しているN氏のBaja Racerです。

そして、RaodsterはBaja2台とはちょっと離れたところで陣取り、Fabulous Fords Foreverのスタートです!

イベント会場にはそれはそれはたくさんの、ありとあらゆるFord車が集合。ブロンコのレイアウトを完了した我々は早速会場をまわりながら出展されているFord車をチェック。すると程なくして連絡が入り…なんと、我々が出展した1967 Ford Bronco Roadsterが賞を獲得したとのこと! これは一大事です。このイベントではアワードが与えられる車は数ある出展車の中からたったの2台です。その内のひとつを我らがRoadsterがゲットしたのです!!

表彰式は広〜い会場の中でも特にスペシャルな車達が並べられている特別なグラスエリアで行われます。写真はそのグラスエリアへと来場者を掻き分けながら向かうRoadster。ドライブするのは当店のオーナー、Tiger Uchiyamaです。

グラスエリアにはもう1台のアワード獲得車のマスタングも到着。表彰式を待つばかりとなりました。

このイベントにはFordに関わる偉大な方々が毎年多数来場するのですが、Tigerにトロフィーを手渡しているのはなんと、Baja Broncoの生みの親Bill Stroppeの後継者Willie Stroppeです。アーリーブロンコを専門に扱う我々としては、彼に会うことができて、さらにトロフィーを手渡してもらえるなんて…こんな嬉しいことはありません。

トロフィー、そしてWillie Stroppeからサインもゲットして満面の笑みを浮かべるTiger。

そして、Willie Stroppe以外にもUnited Sport Car Chanpionship Prototype Class 2014のwinnerであるScott Pruett（写真左）やHenry Ford III（左から2番目）といったFord業界のスペシャリストからも祝福を受けることができました。

ホームグランドへ戻ってきたBronco3台。アワードを受賞したRoadsterを真中に記念撮影です。正直なところ会場では受賞したことに対する実感があまり沸かなかったのですが、戻ってきて写真を撮っているとあらためてその凄さを噛みしめることができました。自分がステアリングを握って会場までを往復したブロンコが受賞したのだからなおさらです。
我々が受賞したのは”OUTSTANDING TRUCK AWORD”とういうもので、今日出展されていた全てのTruckの中から1台だけ選ばれるというもの。ブロンコは勿論、F系ピックアップなども含まれた中からということです。ん〜すごいでしょ!?